当院では、-1.0D以上の近視のある
5歳以上のお子様を対象に、
低濃度アトロピン点眼薬を用いた
近視進行抑制治療を行っています。
アトロピンというお薬を毎日1回点眼します。
アトロピン点眼薬には眼軸の伸びを抑制する効果があると言われ、近視の進行を遅らせることについて、有意な効果が確認されています。世界的には、アトロピン1%点眼を使用した近視治療は1960年代から試みられていますが、散瞳(瞳が開く状態)による眩しさ、目の調節機能(ピントを合わせる機能)の低下による読み書きの困難、顔面紅潮(副交感神経遮断効果)などの副作用がありました。
近年アジア諸国において、低濃度のアトロピン点眼においても近視の抑制効果があると報告され、副作用もほぼないことが確認されました。その後日本でも低濃度アトロピンによる近視進行抑制につき臨床試験が行われ、日本人においても低濃度アトロピンによる近視進行抑制効果が得られています。
調節麻痺剤点眼下屈折検査を行いますので、2時間ほどかかります。
午前は10時半、午後は15時までにの受付が必要です。点眼の効果で翌日まで眩しく、見えづらくなりますので、特別な予定のない時にご来院ください。
以降3ヶ月毎に検査、診察、処方を行います。
低濃度アトロピン点眼液
「リジュセアミニ0.025%」による
治療は選定療養の対象です。
診療は健康保険で対応できますが、
薬剤費は自費でのご負担が必要です。
| リジュセア ミニ |
0.025% | 4,200円 (税込) |
1箱30本 (30日分) |
アトロピン点眼薬のメリット
アトロピン点眼薬のデメリット
点眼後、瞳孔が大きく開くことでかすんだり、眩しく感じたりする場合があります。多くは一時的なもので、就寝前に点眼すれば翌朝には治っています。
低濃度アトロピン点眼治療開始後、点眼を中止すると近視が急速に進行する現象(リバウンド)がみられることが知られています。そのため近視の進行がある程度落ち着く18歳頃までは点眼を続けるよう推奨されています。